小樽クィアーズ

小樽近郊に住む、若い性的マイノリティ向けのLGBTQ支援団体です。小樽市内で月一回のミーティングのほか、不定期に小規模なイベント等も行います。 Gmail→otaru.queer.plus

小樽クィアーズ 代表よりご挨拶

小樽クィアーズ 代表の橋本です。


この度は小樽クィアーズのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

団体発足のご挨拶も兼ねて、発足までの経緯と運営メンバーの構成等についてご説明させていただきます。

 

 

【小樽クィアーズとは】

小樽クィアーズは、中・高・大学生など若い性的マイノリティ向けのLGBTQ支援団体として2023年10月に発足いたしました。

活動メンバーは大学生が主となって構成されており、小樽市内で月一回のミーティングのほか、不定期に小規模なイベント等も行う予定です。

 

 

【メンバー構成について】

橋本を会の代表とし、ミーティングやイベントは小樽商科大学学部生の椎名(同大学クィア部代表)が運営を致します。

 

代表の橋本はすでに30代であり、小樽クィアーズの「中・高・大学生など若い性的マイノリティ向け」という対象からは外れています。
しかし昨今の性的マイノリティ(とくにトランスジェンダー)への差別扇動がインターネット上で散見されることや、参加者同士の交流の中でお互いの心のうちを共有することがあると想定されるなど、会の内・外に関わらず、そして事の良し悪しに関わらず、会の運営を行っていくことは精神的な負担があると思われます。

 

私自身、2022年より小樽プライド委員会(※)のメンバーとしてパレードの開催や、当事者会の運営、外部向けのセミナーなどを行ってきました。その活動のすべてが有益なものであったと感じていますが、やはり「当事者」として社会活動を行うことは、それだけで不安要素を抱えて生活をするということだと感じました。(それだけまだ社会は性的マイノリティに対して不寛容であり、差別的な構造を残しているといえます。)

 

クィア部代表の椎名より「部活だけでは追及しきれない部分を勉強したり、交流を行ったりする学生向け団体を学外で作りたい」と相談を受けた際、外部とのやり取りや取材の対応など「外に向かう」部分を私が担うことで、運営メンバーは本来の目的である学生同士での勉強会や交流会などに集中できるのではないかと考えました。

 

こういった経緯で、会の対象年齢からは外れますが、橋本が代表として会を運営していくうえで起こる内外の事象を一旦引き受け、主体となる学生が運営を行いやすいようバランスをとっていきたいと考えております。あくまで会の運営は学生が行っていくものとして、代表は会の保全に努めます。


※小樽プライド委員会:性的マイノリティに対する偏見・差別の解消や当事者の権利主張を目的として、毎年1回、小樽市内で開催されているパレードを企画・運営するために2021年7月に設立された任意団体。

 

 

小樽商科大学クィア部について】

小樽クィアーズ運営メンバーの椎名を代表とする小樽商科大学クィア部は、ジェンダーに関する講義がない同大学に対して、ジェンダー論を主として扱う講義の開講を求める嘆願書の提出を行ったり、フェミニズム含むクィアスタディーズを中心とした読書などを行ったりしている部活です。
学内での活動ではありますが、会発足の土台となっている活動です。ぜひInstagramなどでクィア部の活動についてもご確認ください。

 

小樽商科大学クィアInstagram
https://www.instagram.com/tarusho_queer/

小樽商科大学ブログ「商大くんが行く!」 2022年9月9日
『「小樽プライド2022」に参加した商大生にインタビュー!』
https://www.otaru-uc.ac.jp/shoudai_blog/263353/

 

 


【小樽クィアーズに興味・関心のある皆さま】

◆参加希望の中・高・大学生の皆様へ
「当事者(かもしれない)」「非当事者(アライ)」に関わらず、性的マイノリティやフェミニズムなどについて勉強したい・意見交流してみたいという方はご参加ください。ミーティングやイベントではあなたの呼んでほしい名前で呼び、ジェンダーセクシュアリティについては話をしても、しなくても大丈夫です。

会の雰囲気に合う・合わないはもちろんあると思いますが、私たちは「悩んだときに足を運べる場所の選択肢の一つ」になりたいと思っています。あなたのより良い居場所になれるよう運営を行っていきます。

また、小樽クィアーズは性的マイノリティを含むすべての差別に反対しています。会の中で特定のマイノリティや属性に対しての差別的な発言はお控えください。

 


◆メディア関係者の方・市内外の企業の皆様へ
この会を必要とする小樽市近郊のクィアたちに向けて、情報発信のお手伝いをしていただけませんでしょうか。会に関する取材や広報のご連絡をお待ちしております。
また現在小樽クィアーズは参加者から会費は徴収せず運営を行っている任意団体です。運営資金の寄付をしていただける企業様がいらっしゃればご連絡をお待ちしております。(いただいた寄付金に関してはミーティングやイベントで使用する物品代、本や映像作品の購入費、資料の印刷代やミーティング室のレンタル代などに使用させていただきます。

 

◆おとなの皆様へ
小樽クィアーズは中・高・大学生など10代から20代前半を対象とした団体です。性的マイノリティのための居場所は、小樽市内でも数は多くありません。そんななか、当事者・非当事者に関わらず学生が性的マイノリティに関する社会活動に関わっていくのは、全年齢を対象とした場所ではハードルが高いと感じます。近しい年齢のひと同士で運営することにより、参加のハードルを低くしたいと思い、対象年齢を10代から20代の学生に限定しています。

支援、応援の気持ちを込めて団体に関わりたいと思っていただけることもあるかと思いますが、まずは学生主体での運営が安定するよう、そっと見守っていただければ幸いと思います。

また、小樽クィアーズとは他のミッションをお持ちの団体との交流や、イベントの参加など、当団体との連帯を目的とした活動については検討させていただきます。ぜひ代表の橋本までご連絡ください。


連絡先:otaru.queer.plus☆gmail.com(☆=@)
小樽クィアーズInstagramhttps://www.instagram.com/otaru_queer_plus/?hl=ja